洋菓子店コアンドル
砂糖とクリームでできた、小さな宝石
上品で繊細で、口当たりよく、なめらか。
そんなスイーツとはほど遠い、がさつで無神経、お節介で無遠慮なヒロインが、洋菓子店での経験を通して成長していく。
ただその成長も「実は彼女は天才パティシエだった」というような大層なものではない。
ほんのちょっぴり人の痛みを知って、ほんのちょっぴりやさしくなる。
人は一気に変われるものではないけれど、それでも少しだけ、でも確かに変われる。
そんな彼女の小さな一歩を、コアンドルのスイーツのように、丁寧に、そして良心的に描いた映画。
主演も助演も。みんなの演技・存在感が楽しく、そして感動的。
小さいけれども、愛すべき映画。
16/100
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