恋とニュースのつくり方
Captain Han Solo , Never Die
打ち切り間際のTVモーニングショーを任された若手プロデューサーにレイチェル・マクアダムズ。その番組に巣くう妖怪のような老練キャスターにダイアン・キートンとハリソン・フォード。
相変わらずロマコメ風の邦題だけれども恋愛要素は低し。でも映画としてはとても丁寧に創られていておもしろい。レイチェルも元気でかわいいし、ダイアンも笑いどころをがっちりつかんでさすがの一言。
でも今日は、ハリソン・フォードのことを書きます。
ハリソン・フォード扮するスター・ウォーズのハン・ソロ。
子どものころから、もう、永遠のアイドル、ヒーロー、スターです。思い起こすと生徒手帳(そんなものあったなぁ)には『ロードショウ』から切り抜いたハン・ソロの写真が入っていました。
船長とはいえ海賊。いい加減で協調性なし。みんなががんばっているのに知らん顔。
口を開けば金のこと。決戦が近づけば、命が惜しいと自分だけ引き上げます。
でも、最後の最後。主人公たちが絶体絶命の時。
「しょうがねぇなぁ」
圧倒的な実力で、みんなを軽々助けていく。
この映画のハリソン・フォード。
おじいさんの役です。というよりもう60代後半、本当のおじいさんです。
でも、どうです、この映画のハリソン。
ハン・ソロそのものです。
ミレニアムファルコンが、卵と包丁になっても。
姫が娘のような同僚になっても。
かっこよさはぜんぜん変わらない。
「どうせ助けるなら、もっと早く助けろよ」
いいんです。これがハン・ソロの美学なのです。
かっこつけなのです。
そしてかっこいいのです。
すごく、うれしかったな。
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