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2011/01/14

僕が結婚を決めたワケ

Boku だまして、ごめんなさい

例年2月を中心に、なぜか(まぁヴァレンタインがあるせいだろうけど)ロマコメが多くなる。重厚な映像で作り込む正統派、『生真面目監督』ロン・ハワードが、なぜかロマコメに取り組んだのが本作である。
…といいたいところだけれど、実はこの映画はロマコメではない。
ポスターで強調される主人公の男女二組。気恥ずかしい邦題。これは東宝東和のミスディレクション。ロマンス要素はかなり低いです。
主役はあくまで二人の男性。彼らの友情を軸としたコメディー映画なのである。

この映画が観客を笑わせるしくみ。それは善意の主人公が、ちょっとした思いこみや行き過ぎから周囲に誤解される。そんな空回りさ加減を面白おかしく描くことだろう。
でもこの映画。どうも主人公の空回りさ加減が行きすぎのような気がする。
笑うというより引いてしまう。こんなヤツとは関わりたくないと、本当に感じてしまう。

それは単に『笑いのツボ』が合わないだけなのか。それとも『生真面目監督』が真面目に空回りさせすぎた結果なのか。

ただいえること。ロン・ハワードには、もっと彼に合った企画を与えてください。
なんだかもったいないです。

そして東宝東和は、会社帰りに映画館に集まったOLさんたちにあやまらないといけませんね。

3/100

#280

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