僕が結婚を決めたワケ
だまして、ごめんなさい
例年2月を中心に、なぜか(まぁヴァレンタインがあるせいだろうけど)ロマコメが多くなる。重厚な映像で作り込む正統派、『生真面目監督』ロン・ハワードが、なぜかロマコメに取り組んだのが本作である。
…といいたいところだけれど、実はこの映画はロマコメではない。
ポスターで強調される主人公の男女二組。気恥ずかしい邦題。これは東宝東和のミスディレクション。ロマンス要素はかなり低いです。
主役はあくまで二人の男性。彼らの友情を軸としたコメディー映画なのである。
この映画が観客を笑わせるしくみ。それは善意の主人公が、ちょっとした思いこみや行き過ぎから周囲に誤解される。そんな空回りさ加減を面白おかしく描くことだろう。
でもこの映画。どうも主人公の空回りさ加減が行きすぎのような気がする。
笑うというより引いてしまう。こんなヤツとは関わりたくないと、本当に感じてしまう。
それは単に『笑いのツボ』が合わないだけなのか。それとも『生真面目監督』が真面目に空回りさせすぎた結果なのか。
ただいえること。ロン・ハワードには、もっと彼に合った企画を与えてください。
なんだかもったいないです。
そして東宝東和は、会社帰りに映画館に集まったOLさんたちにあやまらないといけませんね。
3/100
#280
| 固定リンク
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- マグニフィセント・セブン(2017.02.18)
- ザ・コンサルタント(2017.01.28)
- 本能寺ホテル(2017.01.23)
- アンダーワールド ブラッド・ウォーズ(2017.01.09)
- Year 2016(2016.12.30)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント