犬とあなたの物語 いぬのえいが
Stardust We Are
『かわいい犬がわんさか出てくるだけの映画』
という予想は大きく裏切られる。
愛犬家のほほえましさ、おかしさを描きつつ、この映画の中心はあくまでも人間。
それも『限りあるもの』としての、いきものとしての人間だ。
いつか、いや、今すぐにもなくなってしまうもの。
そんなものどうしの結びつきにどんな意味があるのか。
意味などではなく、ただ結びついていればいい。と、この映画はいう。
そしてなくなって、かけらになってしまって。
そしてどうしても忘れられなければ、忘れなければいい。
そんな、ありのままの。
簡単なようでいて、もっとも困難なこと。
あきらめのようでいて、英知あふれるやさしい境地。
この映画をみていると、人がなかなかたどり着けない場所に、犬はたどりついているように思えてくる。
7/100
#284
| 固定リンク
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- マグニフィセント・セブン(2017.02.18)
- ザ・コンサルタント(2017.01.28)
- 本能寺ホテル(2017.01.23)
- アンダーワールド ブラッド・ウォーズ(2017.01.09)
- Year 2016(2016.12.30)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント