最後の忠臣蔵
最強の『侍』、最後に登場
同じ雪の夜に。
同じように忠臣達が列をなす。
前とは違う。こんどは喜びに涙する隊列だ。
でもそれが『最後の忠臣蔵』ではなかった。
そんなことをしても、もはや誰も喜ばず、誰も幸せになれない。
そんな自己陶酔的で自分勝手な武士の生き方。
ひとりぼっちの『最後の忠臣蔵』。
正直、婚礼までの感動が嘘のように消えたエンディングだった。
でもそれは孫左衛門生き方の問題。それでこの映画の素晴らしさが失われるわけではない。苦しんで葛藤して。でも結局そんな生き方しか出来ない武士の姿をあますところなく描いた本作。これならワーナーが世界中どこに出しても恥ずかしくない。
今年上映された、たくさんの時代劇の中で、圧倒的なNo.1。
#270
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