« トランスポーター3 アンリミテッド | トップページ | ノウイング »

2009/08/18

トランスフォーマー/リベンジ

Tf2 お客様は神様です

映画は当然、お金儲けのために創られている。そしてそのためには、コストを削って利益を捻出するか、観客を増やして売上を伸ばすか。このシリーズの取った作戦は後者です。製作費は前作の2倍、3億ドル程度だといわれている。これはとんでもない金額です。いったい日本の映画が何十本作れる予算なのでしょうか。かなりの大ヒットでもとんとんにしかなりません。では何でこんなにコストをかけるのか。それはコストに見合ったグレードアップを図り、前作以上に観客を呼び込んで売り上げを増やすため。まさに正攻法の利益追求なのです。

だからこの映画は、完全に観客の方を向いています。観客の観たいものは全て観られる。いや、観たい以上のものが常にそこには用意されている。長い上映時間も、ベイの映画にありがちな流れを無視した独りよがりなシーンで長くなっているわけではない。中だるみとは無縁、全編がクライマックス、全てのものが客を楽しませることを考えて配置されている。たぶんもう、見せ物としての映画ということでいえば究極の姿に近いでしょう。

たしかにやりすぎかもしれない。おなかいっぱいかも知れない。普通の映画一本に含まれる情報量を超えてしまって、飽和してしまっているかもしれない。ロボットの数も多すぎるかもしれない。それでも「観ている客を楽しませよう」ということだけのために、莫大な予算と労力と、最先端の技術を注ぎ込んでいるのは、エンターテインメントとしてはとても誠実なことだと思います。

だから、たとえストーリーがありきたりで単純でも、題材が子どものおもちゃでも、ただロボットが戦うだけの中身のない映画でも。このシリーズを見ると、そのサービス精神に、自分を楽しませようと思ってくれているその意気込みに、とっても感動して、うれしくなるのです。

#230

|

« トランスポーター3 アンリミテッド | トップページ | ノウイング »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/104162/45961922

この記事へのトラックバック一覧です: トランスフォーマー/リベンジ:

« トランスポーター3 アンリミテッド | トップページ | ノウイング »