ボルト
ボルトはベニーの犬
ベニーはボルトの人間
自信っていうのは、なにかよりどころがあってのこと。だからそれがなくなってしまえば、突然に崩れ去ってしまうこともあるよね。そして自信があればあるほど、崩れてしまったときに自分の価値が、感じられなくなってしまう。
でも価値は、何か特別な能力だけに宿るものではないのかもしれないね。『そこにいる』というその単純な事実。『ふつう』であるという当たり前の状態。そんな何も特別でない、自分の存在自体が愛される対象となること。何も代わりにならない、かけがえのない価値を生むこと。そんなことがあるんだね。
だからミトンズは教えてくれたよね。繰り返し繰り返し。辛抱強く我慢強く。『ふつう』であることの大切さ。『自然』でいることの素晴らしさ。西へ向かう旅の間、何度も何度も。
『愛すること』は本質的になにかの対価ではなくて、ただ存在に対して与えられるものであること。だからそんな関係は、きっととっても素晴らしい。
よかったね、ボルト。
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コメント
新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。(_ _)
信じるものが容赦なく崩れていくところなど、本来ならどうなもいたたまれなくなり悲しむところに、笑いの要素まで待たせつつ演出するところには脱帽です。
信じることって大事です。信じるからこそ、それは現実になる。
トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきました。
投稿: 白くじら | 2010/01/03 16:18
あけましておめでとうございます。
『アメリカ』っていうと、脳天気であまり深く考えない(失礼)というイメージがあるのですが、こういう映画を見ると、いい面もたくさんあるのだな、と思いますね。
投稿: starless | 2010/01/03 20:26