トワイライト~初恋~
昼も夜もなく、ただ黄昏があるのみ
人間は願う。
どうせ進んでいるのだから。一歩一歩、ひとりぼっちで、同じところへ。
それなら今、永遠を手に入れてはなぜいけないのか。
呪われし者は知っている。
決して眠ることのない、数え切れないほどの夜。祝福されていない身にも訪れる、無数の夜明け。
どんなに愛しても、瞬く間に通り過ぎてしまう、何百人もの恋人達。
繰り返して、疲れて、倦んでいく。
それゆえに蛍のように、一瞬だけ輝く光が愛おしい。
どれだけ向き合っていても、交わらない。
いやそれは、向き合っているからこそ。
ずれたベクトルは、どこかで交わり、そして離れる。
でも完全に向き合ったベクトルは、
奇跡的な一点で重ならない限り、
離れも交わりもせず、
永遠に平行だから。
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