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2008/12/30

ワールド・オブ・ライズ

Wol これは…極秘の作戦だ

21世紀のスパイにとって、電子機器によるサポートはもはや欠かせないもの。その一方で指摘されるのが、昔ながらの「人的」スパイ能力の低下。いわゆる「諜報員」の量的質的な低下であるらしい。そんなスパイ組織の抱えるいまどきの問題を、「2大スター激突」で描いたのがリドリー・スコット監督の本作である。

「電子的」スパイの代表がCIA局員のホフマン(ラッセル・クロウ)。彼が平穏な日常生活の中から下す指令に基づいて、現場で血を流すのが工作員フェリス(レオナルド・ディカプリオ)。そして「2大スター」ではないものの、彼ら以上の存在感で物語のキーとなるのが「人的」スパイの代表、ヨルダン情報局の局長サラーム(マーク・ストロング)。

この三人を中心に回る物語は、「嘘」が強調される宣伝文句の割にはシンプルでちょっと物足りない。でも彼らの演技自体が映画を引っ張るので、なかなか楽しく見られてしまう。スコット監督の一年前の2大スター激突映画「アメリカン・ギャングスター」と比べると、ちゃんと共演している分だけ、こちらの方がかなり面白い。

そしてハードなアクションシーンが多い割に映像が美しいのも、さすがはリドリー・スコット。砂漠を飛び交う戦闘ヘリなど、緊迫したシーンなのについつい見とれてしまう。

そしてこの映画の示す教訓。それを寿司を食べるホフマンのカットで締めるところなど、ちょっと憎い演出だ。

やはりスパイはスマートでなくちゃね。

#196

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» ワールド・オブ・ライズ 2009-01 [観たよ〜ん〜]
「ワールド・オブ・ライズ」を観てきました〜♪ テロリスト組織のボスを追うCIA局員のフェリス(レオナルド・ディカプリオ)は、上司であるホフマン(ラッセル・クロウ)からイラクからヨルダンに行き、ヨルダン情報局のハニ(マーク・ストロング)と協力するように言われる・・・ 人気Blogランキング      ↑ 押せば、世界が平和になるかも!? Blog人気ランキングに参加してます。 ご訪問の際は、是非ポチっとワンクリックお願いします〜♪ ... [続きを読む]

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