« デトロイト・メタル・シティ | トップページ | 20世紀少年 »

2008/08/25

ONCE ダブリンの街角で

Once その魂は、エメラルドの輝き

実にシンプルな作品だ。アイルランドのストリートミュージシャンが、チェコから来たピアニストと出会い、一時心を通わせ、またそれぞれの道を行く。ラヴストーリーではあるけれど、寡黙で不器用は二人は熱く恋を語るわけではない。通常の「感動的な」ラヴストーリーを期待するとガッカリする。なにしろ主演の二人には役名もないのだから。

そんな二人の代わりに熱く語るのが、本作の本当の主役である「音楽」だ。ロックの聖地はイギリスかも知れないが、となりのアイルランドはイギリスより熱い。熱いアイルランドの音楽が、全編に渡って切々と訴えかけてくる。

音楽は世界を変えたりする力を持ったりはしない。でも音楽が、人の心にとても強い力を及ぼすのは間違いない。人の心を人の生活を、なにか違ったものにしてしまう力がある。そんな音楽の強い力を、この映画は感じさせる。

徹夜でスタジオで録音して、ふらふらになりながらみんなで海に出て、バカみたいにフリスビーで遊ぶ。あのシーンが好きだな。曜日も時間もなくて、音楽だけがそこにある。ちょっと懐かしくて、切ない。

#189

|

« デトロイト・メタル・シティ | トップページ | 20世紀少年 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/104162/42268556

この記事へのトラックバック一覧です: ONCE ダブリンの街角で:

« デトロイト・メタル・シティ | トップページ | 20世紀少年 »