« スーパーマン | トップページ | 宇多田ヒカル "UTADA UNITED 2006" »

2006/08/13

スーパーマン リターンズ

Smr 19年ぶりに現れたアメコミの王様、新シリーズ開幕。

まず目を奪われるのは、圧倒的なビジュアルの美しさだろう。オープニングの宇宙。ケント家の農園。ニューヨークの街並みと上空からの夜景。北極の「孤独の砦」。どれもが旧作のイメージを引き継ぎながらも、凄まじいグレードアップを果たしている。

本作はリメイクではなく続編とされているが、その内容は1作目と類似している点が多い。敵も同じくレックス・ルーサー。クリプトナイトによりピンチに陥るが、敵方の女性の裏切りもありなんとか窮地を脱する。多いというよりも、ロイスとの関係が変化していることを除けば、瓜二つといえるかもしれない。

旧作は、同時代の特撮映画と比較すると、その映像的な出来映えはかなり劣る。クリストファー・リーヴによるスーパーマン像こそ完成されていたものの、映画としてのスーパーマンは完成とはほど遠いものだった。そして本作では、映像の美しさやスーパーマンのスピード感、アクションシーンの重量感など、まさにスーパーマンにふさわしい状態に仕上げられている。20年近い歳月による技術革新と、本作にかけられた労力と資金力がそれを可能としたのだ。

そう。本作は「RETURNS(帰還)」ではなく「REBIRTH(復活)」なのだ。

ケント農場への宇宙からの帰還シーン。旧作同様に育ての母の前に飛来したスーパーマン。旧作とまったく同じように描かれたあのシーンこそ、21世紀におけるスーパーマンの復活を象徴したシーンだといえるだろう。

本作の監督ブライアン・シンガーは、「X-メン」の最終作の監督を辞退して本作の監督となったという。1作目、2作目と自らが監督し、人気シリーズとなった「X-メン」の完結編。監督をやりたくなかったわけがない。しかし彼は本作を取った。彼の「スーパーマン復活」にかけるその意気込みが、本作をここまで高みに押し上げたのかもしれない。

スーパーマン リターンズ@映画生活

#102

|

« スーパーマン | トップページ | 宇多田ヒカル "UTADA UNITED 2006" »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

tb&コメどうもでした。
うんうん、正にREBIRTHですね。
旧作へのリスペクトと、新しいテーマ性。
オールドファンも大満足でした。

投稿: ノラネコ | 2006/08/30 23:16

コメントありがとうございました。

>オールドファンも大満足でした。

「定番」の強みですよね。
続編の計画が高い製作費が原因で難航しているようです。まぁストーリー的には新機軸を打ち出しようもないので、技術がそこそこ進化するごとに続編(リメイク)を出していけばと思うのですが。

投稿: starless | 2006/09/01 21:52

こんにちは。

映像に関しては現在の最高水準といえるほどで文句を付けるところがありませんでしたね。ただそれに付随する人間たちの動きがちょっと微妙でしたが。

ストーリー的にはおっしゃるとおり1とよく似ていました。
特にレックス側で同じように不動産で儲けようとしているあたり、笑ってしまいました。あれだけのことをしながら土地を売って稼ごうとは…、でもあんな感じでアメリカ大陸を破壊して隆起した土地って誰の所有になるんでしょうねぇ。何も無いところならともかく、今まであったわけですし。うーん。

話としては1だけでなく2まで観ていないと○○の話とか判らないとは思いますが、今後どうなって行くのか、難航しているとか聞きましたが、リターンズの続編、ぜひ作って欲しいですね。

トラックバックさせていただきました。

投稿: 白くじら | 2006/10/01 15:32

コメントありがとうございます。

確かに不動産屋ですねぇ。

あれだけのことができるのに、何で国家を脅迫したりしないで、ああやって間接的に儲けようとするんでしょうか。
その辺りの小悪党っぽさがみんなに愛される秘密なんでしょうか。

>続編

何でもこの映画2億ドルくらいかかったらしいんですよ、製作費。
CGってお金かかるんですね。
監督はやる気まんまんみたいですから、スタジオがお金出すかどうかですね。

投稿: starless | 2006/10/01 20:23

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/104162/11413107

この記事へのトラックバック一覧です: スーパーマン リターンズ:

» スーパーマンの子孫存続に関する考察 [ara.log]
 スーパーマンリターンズが今月19日に公開されますね。基本的にアメコミ関連の映画は苦手なので(スパイダーマン2は良かったです)、当然のようにスーパーマンシリーズ?も観ていません。シリーズと呼べる程、作品数があるのかも知らないのです。      そんで、この時期を逃したらブログに登場することはないだろう本です。まさに千載一遇のチャンス。こんな本は強引に紹介しない限りお蔵入りすると思ってました。この本、昭和54年初版発行ハヤカワ文庫刊ラリイ・ニーヴン著:「無常の月」。この中に「スーパーマンの子孫存続に... [続きを読む]

受信: 2006/08/13 18:44

» スーパーマン先行上映 [FantasisTaka]
スーパーマン リターンズ [続きを読む]

受信: 2006/08/14 01:38

» 「スーパーマン リターンズ」見てきました [よしなしごと]
 僕らの世界はスーパーマンを見て(テレビでだけど)育った世代(?)なので、やっぱりスーパーマンリターンズはちょっと期待しちゃいますよね。と言うわけで見てきました。 [続きを読む]

受信: 2006/08/23 23:35

» スーパーマン リターンズ (2006) [萌映画]
戻ってきたのですよ、スーパーマン。 本当に戻ってきた〜っ!って感じ。 いや、rukkiaはその昔TVで見たスーパーマンが1だったか2だったかも覚えてないんだけどね。先代クリストファー・リーヴのイメージ壊さず、それでいて真似っこぽくもなく、清楚な感じ(?)でなかなかよろしい。 ということで、主演のブランドン・ラウスを使ったブライアン・シンガーに拍手。 初登場シーンの感想は「まつげ長っ!」 ... [続きを読む]

受信: 2006/08/27 21:58

» 『スーパーマン リターンズ』2006・8・20に観ました [映画と秋葉原とネット小遣いと日記]
『スーパーマン リターンズ』?  公式HPはこちら ●あらすじ (『スーパーマン II/冒険篇』でクリプトン星の3悪人との戦いに勝利したスーパーマン。その後、彼は謎の失踪を遂げる)不在となった地球では宿敵・レックス・ルーサーは、仮釈放が認められ彼への復讐を... [続きを読む]

受信: 2006/08/29 21:09

» 「スーパーマン・リターンズ」冒頭シーンは画面に釘付け [soramove]
「スーパーマン・リターンズ」★★★☆ ブランドン・ラウス 、 ケイト・ボスワース 、 ケビン・スペイシー 主演 ブライアン・シンガー 監督、2006年アメリカ バットマンにスーパーマンも帰って来て、 ざっと作品のラインナップを見ると 「××× Ⅱ」や「なん...... [続きを読む]

受信: 2006/08/30 08:11

» 06-39 スーパーマン リターンズ [奇跡の人の映画部屋]
鑑賞日 8月30日 感 想  長い!長いんですよこれ!!途中で5分程寝てましたね、確実に(笑)。スーパーマンかっこいいんですけど、後半になるにつれやられっぱなしで爽快感に欠けるんですよ、なんだかなぁ。ラストのオチはみんな読めてますよね、絶対。次回は完全無... [続きを読む]

受信: 2006/08/30 21:37

» スーパーマン・リターンズ・・・・・評価額1700円 [ノラネコの呑んで観るシネマ]
何とロマンチックな映画だろうか。 ほぼ20年ぶりに蘇った元祖アメリカンヒーロー「スーパーマン・リターンズ」は、正しくファンが待ち望んでいた形で帰って来た。 ’78年に発表された「スーパーマン」は、リチャード・... [続きを読む]

受信: 2006/08/30 23:00

» 【劇場鑑賞87】スーパーマン リターンズ(SUPERMAN RETURNS) [ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!!]
クリストファー・ リーブ夫妻へ捧ぐ [続きを読む]

受信: 2006/08/31 22:50

» スーパーマン リターンズ [ぶっちゃけ…独り言?]
7.5点 (10点満点。5点で普通。6点以上なら満足って感じです。) ワタクシ、アメコミ映画が苦手だとここでも何度も言っているのですが・・・ 実は実は! 何故かスーパーマンだけは子供の頃から大好きなんですよね〜! 唯一、宇宙人だから? 空を飛べるから? 真っ赤なマントがイカスから? 考えられる理由は色々とあるのですが、とにかくスーパーマンは格好良く見えて 仕方ないのです。 で、ワタクシに�... [続きを読む]

受信: 2006/09/09 05:55

» スーパーマン・リターンズ [MOVIE-DIC]
史上最強の男が地球に放つ、史上最高のエイターテイメント 2006年(SUPERMAN RETURNS) 製作国:アメリカ 監督:ブライアン・シンガー 製作:ブライアン・シンガー、ジョン・ピーターズ、ギルバート・アドラー 製作総指揮:クリス・リー、トマス・タル、スコット・メドニック 脚本..... [続きを読む]

受信: 2006/10/01 14:46

« スーパーマン | トップページ | 宇多田ヒカル "UTADA UNITED 2006" »