« スター・ウォーズ ジェダイの帰還 | トップページ | キング・コング »

2006/01/04

007/ロシアより愛をこめて

russia シリーズ第2作 1963年

【 007 】 ショーン・コネリー
【 敵 】 レッド・グラント(スペクター) ローザ・クレッブ(スペクターNo.3)
【主な舞台】 ヴェニス~イスタンブール~ユーゴスラビア~ヴェニス

007シリーズは、イアン・フレミングの小説を原作としています。しかし大部分の作品においてはあまり原作に忠実な映画化はされておらず、タイトルのみを使用している作品もかなり含まれているようです。

原作未読である私がいうのも何ですが、そんなシリーズの中でも本作はかなり原作に忠実な映画化がされているようです。

ソ連対イギリスの暗号解読機争奪戦と、裏で糸を引き漁夫の利を得ようとするスペクター。まさに往年のスパイ小説の王道的ストーリーです。両陣営の駆け引きを中心に抑えめに描かれた前半と、アクションで畳みかけてくる後半の対比も見事です。特にアクションは、狭い列車客室内での格闘、武装ヘリコプターとの戦い、モーターボートチェイスと、さまざまなバリエーションで楽しませてくれます。

原作のスパイ小説的な持ち味と、実に映画的なアクションのバランスが実に素晴らしい作品といえるでしょう。

前作のジャマイカから一転して、ヴェニス、イスタンブールなどヨーロッパの美しい町並みを舞台をしているのもいいですね。やはりスパイといえばヨーロッパが似合います。ヴェニスに始まりヴェニスで終わる構成もさすがです。

ボンドガールはダニエラ・ビアンキ演じるスメルシュ(ソ連諜報部)のタチアナ・ロマノヴァ。お互いにスパイとしての職業意識を持ちながらも惹かれあうという、ボンドとのつかず離れずの関係がいい感じ。ラストでボンドに指輪を返すところもよかったですね。1作だけではもったいないくらいのキャラクターでした。

本作の完成度の高さでシリーズは地位を確立。映画も音楽も成功すると次はアメリカに向かいます。次回作では、ボンドも満を持してアメリカに乗り込みます。

007 ロシアより愛をこめて@映画生活

#058

|

« スター・ウォーズ ジェダイの帰還 | トップページ | キング・コング »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

007連続TBさせていただきました。

ボンドガールはみなさん1作限りですね。もったいないですね。
で、タチアナ・ロマノヴァは永遠ですよ。
今でもボンド役のスクリーンテストは「ロシアより愛をこめて」のラブシーンなんだそうです。

投稿: rukkia | 2006/01/06 23:45

>RUKKIAさん
コメントありがとうございます。

1作で十分なボンドガールもたくさんいますが、彼女の場合は仕事も仕事ですから、もう一度くらい接点があってもよかったのでは。
CIAのライターなんかよくでてくるのに。でもライターは平気で人変わってますけど。

投稿: starless | 2006/01/07 09:11

どうもはじめまして!
私も007は大好きなんですが、
007のロシアより愛をこめてを題材にした
ゲームがPS2で販売されそるそうです!
私は嬉しい限りです!

投稿: takuu-man | 2006/01/10 22:35

>TAKUU-MANさん はじめまして

エレクトロニック・アーツでは映画も重要なコンテンツとして捕らえているようですね。
「ロシア」は日本では発売されないかな、と思っていましたが、3月2日に発売されるようです。
実は、ここが以前に出した「ゴールデンアイ・ダーク・エージェント」という007ネタのゲームがありまして、これはゴールドフンガーの部下となって、ドクター・ノオ一派と戦うというとんでもないゲームなのです。さっきサイトをチェックしたらいつの間にか廉価版となっていました。
こっちも気になるなぁ。
ここはアメリカでは「ゴッド・ファーザー」のゲームも出すようです。

投稿: starless | 2006/01/10 23:43

>starless さん ありがとうございます!
「ゴールデンアイ・ダーク・エージェント」は販売日に買いましたよ~~!
ストーリーは確かに滅茶苦茶ですが、グラッフィックはとても綺麗です。
両手にしか武器がもてないのは賛否両論ですが、俺はかっこよかったのでいいと思います。

投稿: takuu-man | 2006/02/21 21:22

>ダーク・エージェント
あのタイプのシューティングはどうも苦手なんですよ。
自分が見えないのでせっかくのキャラクターがもったいない気もします。
「ロシア」は3人称視点なのでよさそうですね。

投稿: starless | 2006/02/24 20:46

こんにちは。

ううむ、結構原作をいじっている作品が多かったのですねぇ。
この作品は、話の流れも好きですし、音楽もかなり気に入っています。
大げさな仕掛けが出てこない分、リアル志向だったようですね。
ボンドガールはおっしゃるとおり1話だけで、もったいないですねぇ。でもハチ合わせしたら恐ろしいことになりそう。(^^;

トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきました。

投稿: 白くじら | 2010/08/13 09:11

これはほんとに意外なことなのですが
ボンドがソ連を敵に回す話って、このあとずーっとないんですよね
スパイと言えば対ソ連なはずなのですが、それだけ当時の冷戦は、ほんとうに洒落にならなかったのでしょうね

投稿: starless | 2010/08/13 14:04

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/104162/8003650

この記事へのトラックバック一覧です: 007/ロシアより愛をこめて:

» 007/ロシアより愛をこめて(1963) [萌映画]
第2作にして007必須要素はすべてそろった。 ・Qによるスパイ御用達の小道具 ・寝返る美女 ・強靭な敵の刺客 本作にはドクター・ノオの大仰さはなく、本格スパイ小説として通用するのようなしっかりした内容だ。 硬派の人にもお薦め。 …私は007シリーズの荒唐無稽さが結構好きだったりするのだが。 本作では唯一、毒ナイフ仕込みの靴を蹴り上げるクレッブ大佐が笑える > 危機一髪シーンには見えないぜ(^^�... [続きを読む]

受信: 2006/01/06 23:42

» 007-2 ロシアより愛をこめて [MOVIE-DIC]
罠にあえて挑戦するのが、英国人の気質です。 1963年(From Russia with Love)製作国:アメリカ監督:テレンス・ヤング原作:イアン・フレミング製作:ハリー・サルツマン、アルバート・R・ブロッコリ製作総指揮:脚本:リチャード・メイバウム撮影:テッド・ムーア音楽:ジ…... [続きを読む]

受信: 2010/08/13 09:07

« スター・ウォーズ ジェダイの帰還 | トップページ | キング・コング »