スター・ウォーズ 帝国の逆襲
エピソード5に当たるシリーズ2作目
デス・スターを破壊した反乱軍は、帝国の反撃を逃れ、氷の惑星ホスの秘密基地に隠れ潜んでいた。だがホスにもダース・ベイダーの魔の手が迫る。
前作の砂漠の惑星から、うって変わった氷の惑星で幕を上げる本作。公開当初は非常にがっかりした映画でした。
基本的にルーク一行は逃げ延びるだけの展開。反撃らしい反撃もなく、最後は命からがら逃げ切ります。大好きなハン・ソロにいたっては、カーボナイト漬けのままエンディングを迎えます。子供だったわたしには見所を見いだせなかったのでしょう。
本作のサブタイトルは「帝国の逆襲」。そう、実は本作の中心はルーク一行ではなくダース・ベイダーなのです。ベイダーのしつこい追撃を中心に本作を見直してみると、以前の印象とは異なり、かなり楽しめる映画なのです。実際ベイダーのフューチャー度合いはシリーズ1ではないでしょうか。ベイダーファンには必見のエピソードでしょう。名曲「帝国のマーチ」が生まれたのも本作でした。
また本作は、スター・ウォーズの世界を一気に拡大した作品だとも言えるでしょう。皇帝、ヨーダといった両陣営の重要人物が登場し、サーガの骨格がおぼろげに浮かび上がってきます。本作がもしエピソード4のようなシンプルな冒険活劇であったならば、ここまで長大なサーガとはならなかったかもしれません。
過去と未来へ伏線を伸ばしながらサーガの基礎となり、20数年後のエピソード3を支えているの本作の存在。大人になってやっと本作の意義がわかった気がします。
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コメント
きのうちゃん吉が、ここに本へ登場された。
実はきのう、ここへ存在♪
だがstarlessの本反撃したかも。
実はここで反乱ー!
だがきょうちゃん吉は伏線に反撃したかったの♪
またstarlessと公開しないです。
だがstarlessがここで惑星とか拡大した?
投稿: BlogPetのちゃん吉 | 2005/12/11 15:27
この作品は、私も最初観たときにはなんという中途半端なところで終わっているのだろう…と思ってしまいました。
しかも、おっしゃるとおり帝国側の逆襲となっているとおり、逃げる逃げる…しかもラストでは主人公までもが。
正直言ってこの作品だけをピンポイントで観るとやっぱり欲求不満になるかもしれません。
しかしこの作品はその後に続くエピソード6はもとより4、そして1~3でもいろいろな伏線の骨格となっている部分の大きいところが面白いところですね。
それにしても2作目はやっぱり1、3と同時に観て活かされるものだと思ってしまいます。
実はエピソード2でもちょっと欲求不満になった私です(笑)。
投稿: ぽこ | 2005/12/11 19:01
>ぽこさん
コメントありがとうございます。
やはりこの映画はダース・ベイダーのあばれっぷりを楽しむ映画なのでしょうか。でも「4」しか見ていないお客さんが、「5」でベイダーの視点で楽しむのは無理ですよね、今ならまだしも。
「2」は欲求不満と言うより不安になりましたねぇ。「ルーカス、あんた人間ドラマ苦手なんじゃないの」って。
だから「3」も不安だったのですが、力業で乗り切りってました。ほっ。
投稿: starless | 2005/12/13 20:56
ハンが、大好きとかを追撃したかった。
投稿: BlogPetのちゃん吉 | 2005/12/18 20:34
きょうちゃん吉がstarlessとここへシリーズ反撃したよ♪
実はきょうは反撃したかったみたい。
投稿: BlogPetのちゃん吉 | 2005/12/25 15:11