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2005/07/02

ニューヨーク1997

1997 ジョン・カーペンター監督のSFアクション。

1997年。増加する犯罪に対処するため、アメリカ政府はマンハッタン島を丸ごと巨大な監獄として犯罪者を収監していた。そのマンハッタン島にアメリカ大統領を乗せた専用機が墜落。サミットが始まるまえに救出しなければならないが、タイムリミットは24時間。その任務に、元特殊部隊員の犯罪者、スネークが送り込まれる。

いわゆる「近未来SF」って結構好きなんです。現在の世界の近い延長線上に、現在の世界とは微妙にずれた世界が描かれるのを見るのが楽しいのです。本作の時代設定はタイトルの通り1997年。いつのまにか過去になってしまいました。歳を取るわけです。

本作では、世界最大の都市ニューヨークがマンハッタン島ごと刑務所になっています。外には絶対でれませんが、そのかわり中は犯罪者が支配しています。この舞台設定だけで当時劇場まで引き寄せられてしまった思い出があります。

潜入するスネークを演じるのはカート・ラッセル。これがかっこいいのです。無口で無愛想。権力に媚びず、群れることもないまさに一匹狼。映画の最期にすり替えたカセットテープを引きちぎって投げ捨てるシーンのなんとかっこよいことでしょう。本作は20数年前の低予算映画ですからSFXなどに見るべきところはありませんが、ハードな世界観と主人公のかっこよさで、私にとっては今でも忘れられない映画です。

監督のジョン・カーペンターは、いわば「B級映画の帝王」とでもいった存在で、低予算でチープながらも妙に印象に残る映画が多いのです。本作の他にも「ハロウィン」「ザ・フォッグ」「遊星からの物体X」など、今でも強い印象が残っています。

また本作に限らず、カーペンターの映画で特筆すべきなのは監督自らが手がける音楽です。本作でもシンセサイザーの冷たいメロディーが作品のクールな世界観にばっちりマッチしていて、いつまでも忘れられない名曲です。

カーペンターの映画は誰にでも勧められるような映画ではないかもしれませんが、このような映画との出会いが、映画を見る楽しさをより広げるものであることは間違いありません。

#024

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映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

トラックバックありがとうございました。
近未来モノの中でもこの作品は際立っていましたね。
誰にも媚びずあくまでも一匹狼のスネークは格好よかったです。特にやっぱりラストのシーンでしょうか。年代を感じさせるテープならではの演出でした。

ジョン・カーペンターもカート・ラッセルもこのスネークという役は大好きになったそうですね。

今日の教訓:「大統領を怒らせてはいけません」

※こちらからもトラックバックさせて頂きました。
 あとそれとこちらからそちらへリンクを貼ってもよろしいでしょうか?

投稿: ぽこ | 2005/07/02 18:04

ぽこさん、コメントありがとうございます。

> ジョン・カーペンターもカート・ラッセルもこのスネークという役は大好きになったそうですね。

特殊部隊隊員だったスネークが犯罪者になる辺りの話でも撮ってくれませんかね。片目になるエピソードとか。

リンクの件は、このようなところでよろしければ、ぜひお願いします。


投稿: starless | 2005/07/02 23:48

おお、そういうエピソードはぜひ観たいですね。
撮って欲しいですねぇ。

my favoriteに入れていただいたようでありがとうございます。
こちらのリンク処理も終わりました。何か問題があればおっしゃってください。
今後ともよろしくお願いいたします。

投稿: ぽこ | 2005/07/03 01:27

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300万人の囚人を見張る自由の女神…。 1997年マンハッタン島は巨大な監獄となった。 1988年、アメリカの犯罪発生率は400%に上昇、犯罪者を投獄させるためにニューヨーク市全体を監獄とし、50フィートのコンクリート壁はニュージャージからハーレム河を横切りブルックリン..... [続きを読む]

受信: 2005/07/02 17:54

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