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2005/06/13

OCTAVARIUM/DREAM THEATER

octavarium 時は1989年、暗黒の90年代が訪れようとするまさにその時、ドリーム・シアターは登場しました。

初めて「When Dream And Day Unite」を聴いたとき、「何かメタリカにイングヴェイが加入してラッシュのカバーやっているようなバンドだな」と思った記憶があります。ある意味「笑ってしまうような」曲を演奏するバンドだったのです。私の周りでも一部の物好きな連中が「ねぇねぇドリーム・シアターって知ってる?」と盛り上がっていた程度だったが、そのB級っぽさゆえに応援したくなるバンドでした。

その後ヴォーカリストの脱退とともにドリーム・シアターは沈黙。解散したと思ってあきらめていたところに届けられたのが「Image And Words」。

まさに起死回生の逆転ホームラン。ドリーム・シアターが大化けした瞬間である。バンド自身もこれ以上のものは今後も作り得ないであろう、10年に1度クラスの大名盤だった。ヘヴィー・メタルがシーンから駆逐され始めたこの頃、ドリーム・シアターは私にとって暗闇に差すひとすじの光でした。

そのドリーム・シアターが90年代の暗黒に飲み込まれ始めたのは「Awake」から。チューニングの下がった濁ったギターに埋め尽くされ居場所のなくなったケビン・ムーアは脱退。ドリーム・シアターは混沌の中に沈んでしまった。

そしてアルバムを買ってはがっかりすること10余年、今月8枚目の「OCTAVARIUM」が発売になった。

このアルバムはギターがやや引き気味で、その分キーボードにスペースが与えられたような印象。せっかく凄腕のキーボーディストがいるんだから、もっと活躍させなきゃもったいない。ギターと間奏でバトルするだけのキーボードなんて不要です。

ヘヴィーな曲でもギターのリフ一辺倒ということはなく、各パートの演奏が楽しめる。久しぶりに何回も聴きたくなるいいアルバムでした。

すっかりギターの悪口ばかりになってしまったようですが、私はジョン・ペトルッチはいいギタリストだと思うのですよ。よく「ギターが歌う」といいますが、彼のようにギターを歌わせることができる人って少ないですよ。だからもったいなくて。

個人的には「やっと景気の底を打ったか?」といった感じです。はやく混沌から抜け出して、また輝きを取り戻して欲しいものです。

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