タワーリング・インフェルノ
「超大作」と呼ばれる映画はたくさんありますが、1974年製作のこの映画こそがまさに本当の「超大作」でしょう。
なんといっても20世紀フォックスとワーナー・ブラザースの共同製作!主演はスティーヴ・マックィーンとポール・ニューマンのダブルキャスト。その他脇を固めるのが、ウィリアム・ホールデン、フェイ・ダナウェイ、リチャード・チェンバレンなどなどスターの揃い踏みであります。
経費削減のため電気工事で手抜きをしてしまった超高層ビルが、落成式の夜に電気系統のトラブルから出火、最上階に取り残されてしまったパーティー客を救出するため、消防署員が決死の作業をおこなう、とお話はありきたりながら、パニック映画、アクション映画に終わることなく、しっかりとした人間ドラマになっています。
「CGの炎」なんてまだない時代の映画ですから、映像的迫力は現在の映画に及びませんが、スター達の演技がそれを充分にカバーして、3時間近い長さを全く感じさせません。
ビルに取り残された設計技師ポール・ニューマンと消防隊長スティーヴ・マックィーンを軸に映画は進んでいくのですが、冷静沈着に危機を乗り越えていくスティーヴ・マックィーンがかっこいいのですよ。ポール・ニューマン完全に霞んでます。悔しかったでしょうね、ポール・ニューマン。
最後は消防隊長の活躍で火災は消し止められ、全員ではありませんが取り残された人々も救助されます。でも消防隊長がヒーローとして描かれているわけではありません。物語の最後に残るのは物言わぬ犠牲者とその家族や友人達。消防隊長はこう予言しました。「死者が200人以下で済んで幸運だった。やがてこのようなビルで1万人が死ぬような火災が起こるだろう」
本来科学の進歩は人間の安全につながるもの。しかし、天災の被害は軽減できても、人災の被害は時代が経つにつれて巨大化していく一方。結局「ヒューマン・ファクター」が最後の課題になるのでしょうか?科学が進歩するほどのスピードでは人間は進歩できないのですね。
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コメント
ちょっと「先を越された」って気分です。(笑)
この映画は私の映画人生ベスト5の中に入っているからです。
いつか自分のブログに記事を書こうと思っているんですが、私は要領が悪くて、記憶力もあいまいなので、必ず観た直後に感想を書くことにしています。
ゆえにこの作品ももう十回以上は観ているのですが、観直さないと感想が書けません。
DVDも持っているので、観直したら、思い入れたっぷりの感想を書きたいと思います。そのときトラックバックさせてもらいますね。
ちなみに劇場には観に行ってませんが、やはり父の勧めでこの映画を観ました。(笑)
投稿: つっきー | 2005/05/24 05:38
コメントありがとうございます。
> 私の映画人生ベスト5の中に入っているからです。
映画人生ベスト5ってすごいですね(笑)。
私の場合なにが入るのかなぁ。これを考えるのもおもしろいかも。
投稿: starless | 2005/05/24 21:44
こんにちは、天つば↑↓CINE TALKのヤココです。トラックバックありがとうございます☆
根強いファンが多いですね、タワーリング・インフェルノ。おっしゃるとおり単にパニックに留まらず、ストーリーの芯が強いのが良いのでしょうね。実力派の豪華キャストも、この時代のハリウッドならではってカンジで。ほんと、CGの技術がいくら進歩しても、まかなえない何かってありますよね〜。ワタシは小さい時にテレビで観て、トラウマになるほどこわかったです、はい。
投稿: ヤココ | 2005/11/10 17:28
>ヤココさん
コメントありがとうございます。
> まかなえない何か
映画黄金時代のスターは、今の映画スターとは何かが違うような気がします。
自分が映画スターである事に対する自覚とか誇りとか、そういうものが最終的に「オーラ」になるのでしょうか。
投稿: starless | 2005/11/12 09:09