« JAWS | トップページ | オーメン »

2005/05/22

タワーリング・インフェルノ

tower 「超大作」と呼ばれる映画はたくさんありますが、1974年製作のこの映画こそがまさに本当の「超大作」でしょう。

なんといっても20世紀フォックスとワーナー・ブラザースの共同製作!主演はスティーヴ・マックィーンとポール・ニューマンのダブルキャスト。その他脇を固めるのが、ウィリアム・ホールデン、フェイ・ダナウェイ、リチャード・チェンバレンなどなどスターの揃い踏みであります。

経費削減のため電気工事で手抜きをしてしまった超高層ビルが、落成式の夜に電気系統のトラブルから出火、最上階に取り残されてしまったパーティー客を救出するため、消防署員が決死の作業をおこなう、とお話はありきたりながら、パニック映画、アクション映画に終わることなく、しっかりとした人間ドラマになっています。

「CGの炎」なんてまだない時代の映画ですから、映像的迫力は現在の映画に及びませんが、スター達の演技がそれを充分にカバーして、3時間近い長さを全く感じさせません。

ビルに取り残された設計技師ポール・ニューマンと消防隊長スティーヴ・マックィーンを軸に映画は進んでいくのですが、冷静沈着に危機を乗り越えていくスティーヴ・マックィーンがかっこいいのですよ。ポール・ニューマン完全に霞んでます。悔しかったでしょうね、ポール・ニューマン。

最後は消防隊長の活躍で火災は消し止められ、全員ではありませんが取り残された人々も救助されます。でも消防隊長がヒーローとして描かれているわけではありません。物語の最後に残るのは物言わぬ犠牲者とその家族や友人達。消防隊長はこう予言しました。「死者が200人以下で済んで幸運だった。やがてこのようなビルで1万人が死ぬような火災が起こるだろう」

本来科学の進歩は人間の安全につながるもの。しかし、天災の被害は軽減できても、人災の被害は時代が経つにつれて巨大化していく一方。結局「ヒューマン・ファクター」が最後の課題になるのでしょうか?科学が進歩するほどのスピードでは人間は進歩できないのですね。

#010

|

« JAWS | トップページ | オーメン »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

ちょっと「先を越された」って気分です。(笑)
この映画は私の映画人生ベスト5の中に入っているからです。

いつか自分のブログに記事を書こうと思っているんですが、私は要領が悪くて、記憶力もあいまいなので、必ず観た直後に感想を書くことにしています。
ゆえにこの作品ももう十回以上は観ているのですが、観直さないと感想が書けません。
DVDも持っているので、観直したら、思い入れたっぷりの感想を書きたいと思います。そのときトラックバックさせてもらいますね。

ちなみに劇場には観に行ってませんが、やはり父の勧めでこの映画を観ました。(笑)

投稿: つっきー | 2005/05/24 05:38

コメントありがとうございます。

> 私の映画人生ベスト5の中に入っているからです。

映画人生ベスト5ってすごいですね(笑)。

私の場合なにが入るのかなぁ。これを考えるのもおもしろいかも。

投稿: starless | 2005/05/24 21:44

こんにちは、天つば↑↓CINE TALKのヤココです。トラックバックありがとうございます☆
根強いファンが多いですね、タワーリング・インフェルノ。おっしゃるとおり単にパニックに留まらず、ストーリーの芯が強いのが良いのでしょうね。実力派の豪華キャストも、この時代のハリウッドならではってカンジで。ほんと、CGの技術がいくら進歩しても、まかなえない何かってありますよね〜。ワタシは小さい時にテレビで観て、トラウマになるほどこわかったです、はい。

投稿: ヤココ | 2005/11/10 17:28

>ヤココさん
コメントありがとうございます。

> まかなえない何か

映画黄金時代のスターは、今の映画スターとは何かが違うような気がします。
自分が映画スターである事に対する自覚とか誇りとか、そういうものが最終的に「オーラ」になるのでしょうか。

投稿: starless | 2005/11/12 09:09

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/104162/4238778

この記事へのトラックバック一覧です: タワーリング・インフェルノ:

» ◆タワーリング・インフェルノ (ジョン・ギラーミン) [天つば↑↓CINE TALK]
『確実に消火ができるのは7階まで。それ以上のビルは建てるな!』大賛成ーーーーーー。 [続きを読む]

受信: 2005/11/10 17:22

« JAWS | トップページ | オーメン »